大阪府は、人口800万人を超える西日本の中心的な大都市。世界の最も住みやすい街ランキングでは治安の良さと教育環境の充実・そして医療制度を高く評価されています。
また、交通の便が良い都道府県ランキングでも常に上位に入っており、国内外から注目を集める大都市・大阪。
そんな大阪府では、医師数(総数)が年々増加傾向で、そのうち医療施設の従事者は東京に次いで全国2位の数を誇ります。

今回は、大阪府で医師の転職を考えている方や今の自分の年収に疑問や不満がある医師の方向けに、全国および大阪府における医師の年収相場をご紹介します。大阪府における施設形態別・医師の年収相場も同時に解説しますので、これから失敗のない転職を目指す方は、ぜひ最後までお読みください。

「大阪府で医師の求人を探していて、年収アップを目指したい…!!」「現在の年収に不満を感じる…全国や大阪府の医師の年収相場が知りたい」「大阪府の医療機関へ転職を検討している」など、そんな先生方も必見です。

大阪府における医師の転職市場の動向

厚生労働省が発表する令和3年度の職業紹介事業の事業報告の集計結果によると、
令和2年度と令和3年「医師」の求職・求人状況および就職状況は以下の通りです。

	令和2年度（件）	令和3年度（件）	対前年度増減率（％）
新規求職申込件数（有料）	140,595	171,194	21.8
新規求職申込件数（無料）	351	379	8.0
常用求人数（有料）	342,695	442,299	29.1
常用求人数（無料）	2,596	2,382	△ 8.2
常用就職件数（有料）	15,958	18,242	14.3
常用就職件数（無料）	190	164	△ 13.7
臨時日雇求人延数（有料）	1,557,951	2,177,961	38.0
臨時日雇求人延数（無料）	4,492	5,088	13.3
臨時日雇就職延数（有料）	474,277	695,847	46.7
臨時日雇就職延数（無料）	3,168	3,366	6.3

令和3年度の医師の求人数は、無料・有料の職業紹介事業を合わせて「444,681件」（対前年度比 128％増）、スポット求人数は同じく合わせて「2,183,049件」（対前年度比 ※139％増）となっております。

加えて全国の「医師数」は339,623人、その中でも「男性医師」は262,077人（総数の77.2％）、「女性医師」が77,546人（同22.8％）(令和2年12月31日時点)。平成30年（2018年）の医師数と比べると、12,413人(3.8％)増加しています。
また令和2年の人口10万対医師数(総数)は269.2 人で、平成30年に比べて、10.4人増加しているようです。

これまで医師の転職市場は市場規模が大きく「圧倒的な売り手市場」と言われていました。医師の面接に関しても一般職のようなふるい落とすための面接ではなく、医療機関と医師、双方の"コミュニケーションの場"という位置付けにあります。

しかしながら、2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、求人を控える医療機関が増加。要因としては、コロナウイルス感染を懸念する患者が受診を控えたことで病院経営の悪化につながったり、感染症予防のために病院側がスタッフの出入りを抑えたり。また、病院の診療科新設やクリニックの新規開院などの計画が中止になる事案もあったとか。こうしたことが求人数の減少や有効求人倍率の低下に影響していたようです。
特に新型コロナウイルスが流行り始めた時期は、今後どうなるのか分からない状況で、いざ転職活動をしようと思っても動きにくかった医師の方々も多かったのではないでしょうか。

このように、求人数が減少し且つ求職者数が増加傾向となる「買い手市場化」が進んでいましたが、最近になって新型コロナウイルスの感染状況も落ち着き医療機関側の体制も整ったところも多いため、医師採用の動きは回復傾向にあります。
将来的な面を考える余裕が出てきた医師も増え、先生方の転職における動きが活性化されているようです。

医師の転職において、最優先の条件と言っても過言ではないのが「年収アップ」。
大阪府における医師の採用傾向としては、「やる気がある先生」を積極的に採用したいという医療機関が増え、医療機関側の先生に対する“要望”が高くなっている印象です。
どのような経験やキャリアを持っていて、それを活かして転職先の医療機関にどのように貢献できるのか、また医療機関が先生を採用するメリットはどこか？といったところも見られていると言えるでしょう。

大阪の医師求人に関しては、1・2・3月は、医師求人（特に非常勤求人）や求職者が増える傾向にあります。
また大阪府の特徴として、常勤医師には4月と10月入職が多い傾向にあります。
4月入職（基本的には4月入職が多め）の場合、9・10・11月あたりから医師求人を探す先生が増える傾向です。
また、10月入職は1年の前半が終わってきりが良いことから、気持ちを新たに転職したい先生がいるようです。6・7月あたりから医師求人を探す先生が増える傾向です。

大阪府には医学部が5つ存在し、高度な先端医療を提供する医療機関が多くあります。
ただ、近年では「医局離れ」が進んでいるとか。将来を見据えて少し不安になってきた先生や、年収アップを目指すために求人紹介会社を利用して転職を考える医師が増えている傾向にあるようです。

ここまで大阪府における医師の転職市場の動向についてご紹介しました。
医師の転職活動を成功させるためにも、転職市場の最新動向などの情報をしっかりと把握しておくことが大切です。

※出典：厚生労働省「令和3年度職業紹介事業報告書の集計結果（速報）」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/shoukaishukei.html

※出典：厚生労働省「令和2（2020）年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/20/index.html

大阪府の医療の現状について

大阪府の人口は、8,771,429人(令和5年3月1日時点)。
大阪府の医師数(総数)は、26,431人(令和2年時点)そのうち医療施設の従事者は25,253人と、東京に次いで全国2位の数を誇っています。男女比をみると「男性医師」は19,275人「女性医師」が5,978人です。
大阪の人口10万人対医師数(総数)は299.1人と、全国平均269.2人よりも29.9人高い水準となっています。(令和2年12月31日時点)

大阪府内は下記の通り8つの医療圏に分けられています。
この8つの医療圏の中でも、一番人口が多く医療施設の数総が最も多いのが大阪市。また、がん治療を行う病院が充実しているのが大阪市の特徴です。

二次医療圏	市町村
豊能	豊中市、池田市、吹田市、箕面市、豊能町、能勢町
三島	高槻市、茨木市、摂津市、島本町
北河内	守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市
中河内	八尾市、柏原市、東大阪市
南河内	富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村
堺市	堺市
泉州	岸和田市、泉大津市、貝塚市、泉佐野市、和泉市、高石市、泉南市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町
大阪市	大阪市

大阪府では周産期医療に特化しており、緊急時やハイリスク分娩等に対応する医療機関の自主的な相互連携（※NMCSとOGCS）により全国に先駆けた取り組みが行われています。リスクの高い妊娠や出産などについては、ニ次医療圏を中心に高度且つ専門的な医療を効果的に提供できる体制が整っています。
※NMCS（新生児診療相互援助システム）：低出生体重児やハイリスク新生児に対する緊急医療体制のこと
※OGCS（産婦人科診療相互援助システム）：重症妊産婦に対する緊急医療体制のこと

大阪府では医師確保におけるさまざまな取り組みも積極的に行っていますので、詳しくは下記をご確認ください。

※出典：大阪府 医師確保の取組み
https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/isikakuho/index.html

※出典：大阪府医師確保計画（2020年度～2023年度）
https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/ishikakuhosakutei/index.html

令和2年度の医療施設調査では、大阪府には512施設の病院(全国で第3位)、その中で一般病院が473施設、精神病院が39施設あります。さらに8,534施設のクリニック(全国で第2位)が位置しており、これらは前年度と比べるとほぼ変わっていないようです。
総病床数(病院)は104,561と、前年度と比べて880床減少となっています。

大阪の人口10万対の施設数は病院5.8施設(令和2年10月1日時点)で、クリニックは96.6施設。人口10万対の病床数は病院1,183.1床(令和2年10月1日時点)で前年度から13.9床減少、クリニックは23.8床で前年度から1.1床減少しています。

二次医療圏域ごとの病院総数と一般診療所数

二次医療圏	病院総数	一般診療所数
豊能	47	1,007
三島	38	607
北河内	61	896
中河内	35	659
南河内	39	468
堺市	43	742
泉州	73	666
大阪市	176	3,489

大阪府には、大阪大学・大阪医科薬科大学・大阪公立大学・関西医科大学・近畿大学の5つの医学部があり、東京都に次ぐ全国第2位の多さだとか。大学病院に加えて、下記の通り府内には7つの特定機能病院があります。（令和4年12月1日時点）

所在地	医療機関名
大阪府大阪狭山市	近畿大学病院
大阪府高槻市	大阪医科薬科大学病院
大阪府吹田市	大阪大学医学部附属病院
大阪府吹田市	国立研究開発法人国立循環器病研究センター
大阪府枚方市	関西医科大学附属病院
大阪府大阪市	大阪公立大学医学部附属病院
大阪府大阪市	地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター

※出典：大阪府 令和2年 医師・歯科医師・薬剤師統計(医師・歯科医師・薬剤師数、都道府県別（従業地）
https://www.pref.osaka.lg.jp/kenisomu/syuyoufukusidate/hoken3-0.html

※出典：大阪府 令和２年 医療施設調査の結果
https://www.pref.osaka.lg.jp/kenisomu/syuyoufukusidate/hoken1-0.html

※出典：厚生労働省 特定機能病院について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137801.html

大阪府における医師の年収相場

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、全国の医師の平均年収（男女）は1,428.8万円です。大阪府の医師平均年収（男女）が1,578.5万円（平均年齢45.1歳、勤続年数6.5年、月間労働168時間）のため、大阪は全国平均を上回っていますね。

関西の中でも、大阪府は医師の年収が高めの傾向です。
全国的にですが、交通の便があまり良くない地域や人工透析を実施している医療機関などは、給与が高くでるようです。
もちろん医療機関や法人、業務内容などによっても年収は違ってくるため、あくまでも参考程度でお考え下さい。

※上記の平均年収は、きまって支給する現金給与額×12＋年間賞与その他特別給与額で算出しています。

※出典：厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/

【施設形態別】大阪府における医師の年収相場

医師キャリでは大阪府の常勤医師求人が300件近く掲載されています。中でも一般急性期病院とケアミックス病院の求人が多い傾向のようです。

ここでは、大阪府の医師の年収相場を7つの施設形態別に紹介します。それぞれ施設形態別の求人の傾向なども一部記載していますので、参考にしてください。

クリニック

クリニック（診療所/医院）には、病床を有しない無床診療所または病床が19床以下の有床診療所があります。一方で病院は、複数の診療科と20床以上の入院設備を持つ医療機関のことを言います。

現在、保険診療以外にも“自由診療”を取り入れるクリニックが増加傾向です。例えば美容クリニックで行うような美容注射など。自分が想像していた業務内容とは違っていた…なんてことにならないよう、勤務前に具体的な仕事内容をしっかりと確認しておきましょう。
クリニックは基本的に日勤のみなので、常勤医のような当直・オンコール・救急対応などもなく、残業もほとんど無いのが魅力。週日数や勤務時間なども調整しやすく、また駅近求人が多いことも特徴です。体力的な負担は比較的少ないため、メリハリのある働き方で規則正しい生活を送りたい方にはピッタリです。

またコロナ禍で“訪問診療”を行う医療機関が増えたため、クリニックで働く＝訪問診療もあると考えても良いかもしれません。
クリニックは幅広く学ぶことができるので、やりたいことが明確である先生ほど希望も叶いやすいと言えます。実際に、経営を学びたい（勉強の場として）のでクリニックを紹介して欲しいという若手の先生もいるのだとか。

大阪府でクリニックの常勤医師求人は、40件ほどあるようです。
ゆったり勤務で土日祝休みの求人や勤務週4日以下で高額年収（1800万円以上）が期待できるクリニック求人などが多くあります。

介護老人保健施設

介護老人保健施設とは、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。
通称“老健”と呼ばれる介護老人保健施設では、医師とリハビリ専門職の配置が義務付けられています。

未経験OKや幅広い年齢層の医師を受け入れる医療機関が多い傾向です。他の施設形態に比べると多少年収は低めですが、当直無しの求人が多いことも特徴でしょう。
入居者の方だけでなく、そのご家族とも信頼関係を築く必要があるため、ある程度の経験を持つ医師の方が受け入れられやすいと言えます。

ここで働く医師の業務内容として、病棟管理はもちろん入居者の心身の状態をきちんと把握した上で、看護師や介護スタッフなどに指示出しを行います。デイケアやショートステイで施設を訪れる方の健康管理も欠かせません。また施設長を兼務する場合が多く、医師としての役割だけでなく施設全体を統括する立場である管理職として財務・人材管理、書類作成や押印などの事務作業も発生します。

このように業務が多岐にわたりますが、病院で勤務する医師とは異なった業務になるため、やりがいを感じる仕事として人気があります。

※出典：公益社団法人 全国老人保健施設協会
https://www.roken.or.jp/about_roken

リハビリテーション病院

リハビリテーション病院とは、急性期の後に在宅復帰を目指し、一人ひとりの体調や状態に合わせて、集中的なリハビリテーションを行う病院のことです。積極的なリハビリを行うことで、身体機能の回復から日常生活を送るために必要な動作の改善、さらに寝たきり防止につなげていきます。

大阪府におけるリハビリテーション病院の求人の中には、専門医指定医取得（認定施設）可能な求人や転科OK・未経験可能で当直無し/ゆったり勤務の病院求人、リハビリを真剣に取り組みたい先生にオススメのコメディカル充実求人などが存在します。

一般急性期病院

急性期とは、病気になりはじめた時期また病気やケガなどによる症状が急に現れた時期のことを言います。さまざまな症状に応じて検査・手術・処置等を行う必要があるため急性期病院は、急患や重症患者の治療（対応）を24時間体制で行っています。患者の入れ替わりも激しい場所で救急の件数も多いのが特徴なため、もちろん先生方にとっては忙しい現場となるでしょう。
コミュニケーション能力だけでなく、豊富な経験と幅広い医学知識、高い判断力、ハードな仕事に耐えられる精神力・体力なども求められる現場です。
とは言え、一般急性期病院は多くを学べる現場であるため、多様な症例を経験したい！手技を高めたい！といった、やる気のある先生や若手の先生にとっては最適の環境といえるのではないでしょうか。

大阪府で一般急性期の常勤医師求人は、100件以上ございます。
駅チカで通勤便利/高額年収（1800万円以上）を目指せる病院や勤務週4日以下で当直なし求人、専門医指定医取得（認定施設）可能な求人なども目立ちます。

ケアミックス病院

ケアミックス病院とは、いくつかの病床機能を持ち、急性期医療と慢性期医療（または回復期医療）の両方に対応する病院のことを言います。
病気になりはじめた時期の急性期から病状が安定してきた慢性期の治療、そして家庭への復帰を目指すまでの対応が可能です。さらに看取りまで一貫して行うため、転院などの必要がないことも特徴でしょう。
急性期病院よりもゆったり勤務できる場面が多いため、当直無しもケアミックス病院の方が叶いやすいかもしれませんね。

大阪府でケアミックスの常勤医師求人は約100件ほどあります。
勤務週4日以下のゆったり勤務で当直なし求人が多く見受けられますが、中には駅チカ・通勤便利で高額年収（1800万円以上）の求人などもあるようです。

療養型病院

療養型病院とは、メインに持つ病床が療養病床である病院のことを言います。慢性期にある方や介護が必要となった高齢者、また看取り期の方などへ看護・リハビリ・介護等の必要な医療的ケアを提供します。ゆったり勤務が多いことが特徴で、ご高齢の先生など幅広い年齢層の医師を受け入れる病院も多い傾向にあります。

大阪府における療養型の常勤医師求人の中には、やはり当直無し/土・日・祝休み/ゆったり勤務可能な求人、またシニア医師活躍の病院求人などが多くあるようです。

精神科病院

精神科病院とは、精神障がいを持つ方に対して治療・看護などを行い、社会復帰や再就職を促進する専門病院です。患者の病状によって、通院治療または入院治療を行います。精神科病院には精神科医だけでなく、看護師・作業療法士・ソーシャルワーカーなどのメディカルスタッフも充実しているのが特徴です。
また精神科病院における内科の先生は、比較的ゆったりとした勤務が可能でしょう。

大阪府における精神科病院の求人の中には、専門医指定医取得（認定施設）可能な求人や精神科未経験OKで精神保健指定医取得可能な求人、駅チカ・通勤便利で勤務週4日以下の病院求人などが目立ちます。さらに当直無しで高額年収（1800万円以上）目指せる求人もございます。
非指定医の先生や転科での指定医取得を目指す先生など歓迎の求人もありますので、ぜひチェックしてみてください。

医師が大阪府で働くことのメリットや魅力は？

大阪は「食い倒れの街」といわれるほどさまざまな"食"が発達しており、食文化を支える漁業や農業なども盛ん。
大阪での暮らしは実際どうなのか？ここでは生活環境の魅力を少しだけご紹介します。

公共交通機関が充実している

大阪府で働くメリットとして、何と言っても「公共交通機関の豊富さ」があげられるでしょう。大阪メトロ(地下鉄)が8路線あり、鉄道運行会社が10社以上存在しています。

大阪府の府庁所在地および最大の都市である大阪市は、大きく分けて2つのエリアがあります。梅田を中心とした"キタ"、難波・心斎橋などを中心とした"ミナミ"。大阪市を移動する際は、便利な地下鉄を利用すればあちこちを散策できます。
さらに大阪環状線は東京でいう山手線で、大阪のど真ん中(大阪市)を丸い路線でつないで走っているため、各私鉄との乗り換えにも非常に便利です。

大阪府には大阪国際空港(伊丹空港)と関西国際空港(関西空港)という旅客便の就航する2つの空港があり、主要都市へのアクセスも簡単です。
隣接した都道府県などへも行きやすく、特に大阪の北部は人気観光地でもある奈良や京都などへのアクセスも良好。そんな大阪府における交通の便の良さを活かし、奈良県や兵庫県（尼崎市や西宮市など）から大阪に通勤する医師も多いのだとか。

ちなみに、大阪府内で住みやすく治安が良いエリアとして人気なのは「吹田市」。万博記念公園で有名な大阪北部にある市で、落ち着いた街並みが特徴です。JR吹田駅からJR大阪駅まで直通で約9分と、大阪中心部にもスムーズに行くことができ、女性や家族層からも人気のエリアとなっています。
一方で吹田市や東大阪市などの大阪市に近い場所以外は、住む地域によって車が必要となるケースも考えられます。

観光スポットが数多く存在する、義理人情に厚い街！

「皆が他人に優しい」「県外・外国人観光客にも気さくに声をかける」など、大阪は義理人情に厚い街ランキングで堂々の1位を獲得しています。
また現在の大阪は、東京都や大人気テーマパークのある千葉県にも対抗できるほど人気観光スポットも多いため、さまざまな楽しみ方があると訪日外国人観光客からも常に高い人気を誇っています。

そして「食い倒れの街」「天下の台所」などといわれるように、美味しいグルメがたくさん！串カツやたこ焼きといった王道の名物グルメだけでなく、551の豚まん、りくろーおじさんのチーズケーキなど、大阪でしか食べられないご当地グルメも幅広く存在しています。

大阪府の医療機関で働く医師の声

大阪府の医療機関で働く実際の医師の声をご紹介させていただきます。

現在の勤務先で消化器内科医として10年間務めたのですが年収アップがなく、このまま勤務を続けても問題はありませんでしたが、50歳を前に他の勤務先で好条件の求人がないかと探し始め、勤務内容と条件面が希望と合致した為、転職しました。

今回転職で重視したことは、内視鏡検査を中心に勤務できる医療機関で年収面でアップできる医療機関を探しておりました。（当直勤務は週1回程度でオンコール無しの勤務探しておりました。）

医師キャリを選んだ決め手として、当初の希望年収よりも高い条件での求人を教えてくれた事が大きな理由です。
また、細かい条件交渉もして頂いたことで希望していた以上の勤務先を見つけることができました。
年収面以外での交渉力もある会社だなと感じました。オンコールや当直など細かい所まですべて交渉して頂けて、とても満足しています。

（48歳男性医師 / 消化器内科 年収1,800万円→2,200万円 転職先：大阪府）
https://ishi-career.jp/cases/10

入職当時は5名の呼吸器内科医の先生が居たのですが、3年後に4人の先生が退職し、1人部長として勤務を行っていました。しかしながら、40代半ばを過ぎてから体力的に辛くなり転職を考えるようになりました。

転職で重視した事は、当直勤務や病棟管理の緊急呼び出しがない勤務先を中心に考え、将来的にも長く勤めていける勤務先を中心に探しておりました。
勤務先を選んだ決め手として、クリニックでの勤務経験は非常勤経験しかなかったのですが、一人部長で病院で勤務する事とそこまで大きな差を感じる事なく勤務できました。また、新規立ち上げのクリニックでしたので新しい経験を積むことができる、というところも大きな要因になりました。

今回医師キャリを利用してみて、登録してすぐにキャリアパートナーの方からお電話を頂き、現在の転職市場の動向を教えて頂きました。
キャリアパートナーの方とお会いする時間が中々作れなかったのですが、自宅の近くまで来ていただき、私の勤務終了後に転職のメリット・デメリットなどを細かく教えてくださいました。そのおかげで前向きに転職活動を行うことができたと思っております。
また、入職決定後の勤務先との調整や勤務条件の詳細まで詰めて頂き、多忙の中でも問題なく調整して頂き大変助かりました。

（40代後半女性医師 / 呼吸器内科 年収1,400万円→1,800万円 転職先：大阪府）
https://ishi-career.jp/cases/4

まとめ

いかがでしたでしょうか？

大阪府における医師の年収相場は、男性医師の平均年収が1697.3万円、女性医師の平均年収は1076.2万円です。大阪府で医師の求人を探す際には、今回ご紹介したように、施設形態別の年収相場もしっかりと把握した上で、自分自身に合った転職先を見極める必要があるでしょう。

医師の転職には、希望の病院に関する「情報収集と選択」そして「条件交渉」などといった問題が数多くございます。医師キャリでは医師の転職に特化したキャリアパートナーが、その一つひとつを丁寧にサポートいたします。
キャリアプランの見直しから医療機関の内情について情報の提供、収入アップを狙える年収交渉だけでなく休日や残業時間・各種手当など待遇面の条件交渉まで、転職を成功させるために幅広いサポートをさせていただきます。

医師キャリでは、サイトで公開中の医師求人よりも、より「好条件の非公開医師求人」をご紹介させていただきます。先生方のご希望に合った、大阪府を勤務地とする「高給」「好条件」「好待遇」の医師求人をご紹介させていただきますので、まずは医師キャリにご相談ください。