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山形県では、これまでの取組みにより医師数は着実に増加していますが、人口10万人あたりの医師数は全国平均を下回る状況が続いており、依然として医師の確保が課題となっています。
診療科別に見ると、「救急科」や「放射線科」は増加傾向にある一方、「脳神経外科」や「産科・外科・皮膚科・眼科」などでは医師数が減少しており、地域医療の維持に向けて、幅広い診療科での人材確保が求められています。
また、専門医の地域配置には偏りがあり、特定の分野では医療ニーズに対して十分な人材が確保できていない状況です。
山形大学医学部をはじめ、県内の医療機関や医師会などと連携しながら、地域医療を支えるための多角的な取り組みを進めています。山形大学医学部の関連組織である「蔵王協議会」などとも情報共有を行い、県内での医師派遣の調整や、キャリア形成プログラムの策定・運用を推進。短期的な効果が見込まれる施策と、地域枠・地元出身者枠の設定といった中長期的な人材育成策を組み合わせ、持続的に医師を確保できる体制づくりに取り組んでいます。
山形県での勤務は、地域医療を支えながら多様な症例を経験できる貴重な機会です。地域に根ざし、幅広い診療スキルを磨きたい医師にとって、やりがいのある環境といえるでしょう。山形県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、山形県には66の病院があり、病床数は13,593床です。
また、一般診療所は881施設、そのうち有床診療所は46施設、総病床数は449床となっています。
※出典:厚生労働省「令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」
山形県の特定機能病院は「山形大学医学部附属病院」です。
同院は高度先進医療を提供するほか、三次救急医療機関として重篤な患者の受け入れを行っています。さらに、大規模災害時にはDMATの派遣や被災者の受け入れを実施し、大学病院としてのネットワークを活用しながら、災害時における医療従事者の確保や調整にも取り組んでいます。
また、地域医療支援病院としては、山形市立病院済生館、鶴岡市立荘内病院、公立置賜総合病院、日本海総合病院、県立中央病院、米沢市立病院、山形済生病院の7病院が承認されています。
※出典:第8次山形県保健医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額(全国・男女計)は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」