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広大な面積を有する北海道では、道内全体としての医師数は全国的に見て中間的な水準を維持しています。一方で、都市部と地方圏の間で医師の地域偏在が顕著であり、特に医師少数区域での人材確保が課題となっています。
医師の働き方改革が進むなか、北海道では、医療機関の機能分化・連携や医療機能の集約化を通じて、地域ごとに適切な医療提供体制の構築を推進中です。地域枠を活用した医師養成やキャリア形成支援・勤務環境の改善にも力を入れ、道内に定着して働く医師の確保も進めています。
診療科別では、消化器内科・循環器内科・麻酔科の医師数が増加傾向ですが、内科・外科は減少傾向にあり、これらの診療科ではニーズが高まっています。
北海道での転職は、都市部の高度医療から地域医療の中核を担うポジションまで、多様なキャリアパスが描けるのが魅力です。自分の専門性を活かしながら、地域に貢献できる働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
北海道で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、北海道には534の病院と89,889床の病床があります。広大な地域に医療機関が点在しており、都市部では高度医療、地方では地域密着型の医療体制が整備されています。また一般診療所は3,403施設あり、そのうち有床診療所は345施設（病床数4,813床）です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
北海道内には、旭川医科大学病院・札幌医科大学附属病院・北海道大学病院の3つの特定機能病院があります。
また、地域医療支援病院は19病院（令和5年10月現在）あり、広い道内において二次医療圏ごとの連携体制の中心的役割を担っています。
※出典：北海道医療計画
北海道には、知事が指定する公的医療機関等（病院・診療所）が多数存在します。
・一般病床200床以上の公的医療機関：29病院
・一般病床200床未満の公的医療機関：99病院・有床診療所31施設・無床診療所58施設（合計188施設）
これらの施設は、地域の医療ニーズに応じて機能分担を行い、へき地や離島を含む広域的な医療提供を支えています。
※出典：知事が指定する道内の公的医療機関等一覧
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
