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宮城県では、医師数は着実に増加しており、全体としては全国的な傾向と同様に増加傾向にあります。ただし、医療圏によって増加率に差があり、仙台医療圏に医師が集中する一方、仙南や大崎・栗原、石巻・登米・気仙沼医療圏では依然として医師不足がみられ、地域間の偏在が課題となっています。
また、女性医師の増加や医師の働き方改革を踏まえ、勤務環境の整備が重要となっており、県では医療勤務環境改善支援センターの設置や女性医師支援センターを通じたサポートを進めています。
今後は、地域・診療科間の偏在解消や若手医師の育成・定着を目指し、大学や医師会、医療機関など関係機関と連携しながら、短期的な施策と中長期的な取組を組み合わせて、地域医療を安定的に支える体制の確立が求められます。
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令和5年10月1日現在、宮城県には135の病院があり、病床数は24,470床です。
また、一般診療所は1,724施設あり、そのうち有床診療所は96施設、総病床数は1,179床となっています。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
宮城県における特定機能病院は「東北大学病院」です。
また令和5（2023）年8月時点で、13の地域医療支援病院が承認され、各二次医療圏に1か所以上整備されています。
一方で、そのうち10病院が仙台医療圏に集中しており、地域偏在の是正が今後の課題とされています。
※出典：第8次宮城県地域医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
