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岐阜県は、全国的に見て医師数が少ない「医師少数県」に分類されており、地域によって医師数に差があります。県全体の医師数は増加傾向にあるものの、岐阜圏域に医師が集中し、中濃圏域などでは依然として医師不足が課題となっています。
医師の年齢構成を見ると、50歳代が最も多く、全体の約2割を占めています。若手医師や女性医師も増加していますが、依然として男性医師の割合が高く、世代交代や多様な働き方への対応が求められています。
また、内科を中心に外科や整形外科など主要な診療科の医師が多く従事しています。近年は、ほとんどの診療科で医師数が増加傾向にあり、特に麻酔科では大きな伸びが見られます。一方で、診療科別人口10万対医療施設従事医師数は、産婦人科と耳鼻咽喉科を除き、多くの診療科で全国平均を下回っているため、引き続き人材確保に向けた取り組みが求められています。岐阜県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、岐阜県には94の病院と19,000床の病床があります。
また、一般診療所は1,598施設あり、そのうち有床診療所は110施設、総病床数は1,337床です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
岐阜県の特定機能病院は「国立大学法人岐阜大学医学部附属病院」です。
また、県内の地域医療支援病院は9病院（岐阜市民病院、岐阜赤十字病院、岐阜県総合医療センター、松波総合病院、公立学校共済組合東海中央病院、大垣市民病院、中部国際医療センター、岐阜県立多治見病院、高山赤十字病院）が承認されています。
令和5年11月1日現在、岐阜県における公的医療機関等および社会医療法人は36病院あり、これは全病院の既存病床の半数以上を占めています。
※出典：第8期岐阜県保健医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
