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山梨県は、全国的に見て医師多数県・少数県のいずれにも該当しない「中程度県」とされています。県内の医師数は緩やかに増加しているものの、人口規模に対する医師の割合は依然として全国平均を下回り、特に内科・外科・産科といった診療科では医師不足が課題となっています。
また、医師の年齢構成を見ると、中堅層の減少と高齢医師の増加が進んでおり、将来的な医療提供体制の維持・継続に向けて、若手医師の確保と育成が急務です。
県内には複数の臨床研修病院があり、全国と比較しても高い割合で臨床研修医が確保されています。今後は、県内5つの臨床研修病院や大学、医療機関との連携をさらに強化し、若手医師の定着や地域医療への関心を高める取組を進めていくことが重要です。
こうした多角的な医師確保策を通じて、地域間・診療科間の偏在解消を図り、安定した医療体制の構築を目指しています。山梨県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、山梨県には60の病院と10,511床の病床があります。
また、一般診療所は726施設あり、そのうち有床診療所は32施設で、総病床数は384床です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
山梨県の特定機能病院は、「国立大学法人山梨大学医学部附属病院」です。
高度医療の提供や医療従事者の育成・研修を担い、県内医療の中核として機能しています。
地域医療支援病院としては、「地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院」が承認されており、地域の医療機関との連携や紹介・逆紹介体制の整備を通じて、地域医療の充実に貢献しています。
※出典：山梨県地域保健医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
