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福井県では、県内の医師数が年々増加しており、全体としては全国的に見て「医師多数でも少数でもない県」に分類されます。福井大学医学部の開学以降、地域医療を支える人材が着実に輩出されており、県内の医療提供体制の充実に寄与しています。一方で、医療圏によっては医師数の増加が鈍化、または減少傾向にある地域も見られ、地域間の偏在解消が今後の課題となっています。
診療科別では、内科や外科など主要診療科が中心となる一方で、救急科や総合診療科などでは、依然として医師の確保が十分とはいえない状況です。こうした偏在を解消するため、県では、大学や医療機関、関係団体と連携し、医師派遣の拡充や地域枠出身医師の定着促進など、計画的な人材配置に取り組んでいます。
また、女性医師の増加を踏まえ、子育て期を含めて働き続けられる環境整備を進めるなど、多様な働き方を支える体制づくりにも力を入れています。福井県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、福井県には67の病院と10,051床の病床があります。
また、一般診療所は571施設あり、そのうち有床診療所は46施設、総病床数は714床です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
福井県における特定機能病院は「福井大学医学部附属病院」です。
同院は、県内唯一の特定機能病院として、高度な医療の提供や医療技術の開発、医療従事者の育成など、地域医療の質向上に大きく寄与しています。
また、県内の地域医療支援病院は4病院（福井県済生会病院、福井県立病院、福井赤十字病院、福井循環器病院）が承認されており、16の公的医療機関等が整備されています。
※出典：第8次福井県医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
