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大分県は、医師数全体では全国的にみて多くも少なくもない水準ですが、地域によって医師数に偏りがあり、特に小児科や産婦人科など一部の診療科では人材確保が課題となっています。また、診療所医師の平均年齢が上昇するなど高齢化も進んでおり、将来にわたって安定した医療提供体制を維持するためには、若手医師の育成と定着が不可欠です。
近年、地域中核病院では大分大学医学部地域枠卒業医師など若手医師の増加がみられる一方で、指導医の確保も求められています。今後は、地域医療構想や医師の働き方改革の観点からも、地域全体でのバランスの取れた医師配置を推進することが重要です。
県では、自治医科大学卒業医師や地域枠医師の育成・定着を中心に医師確保を進めるとともに、女性医師のキャリア継続支援にも注力。大学附属病院との連携による復職支援や柔軟な勤務体制の導入など、働きやすい環境づくりを通じて、地域医療を担う人材の安定的な確保を図ります。大分県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
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令和5年10月1日現在、大分県には151の病院があり、病床数は19,430床となっています。
また、一般診療所は947施設あり、そのうち有床診療所は209施設、総病床数は3,134床です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
県内の特定機能病院は「大分大学医学部附属病院」で、高度・専門的な医療の提供や医療人材の育成、研究機能を担っています。
また、地域の医療機関との連携を推進する地域医療支援病院は、県内で13施設が承認されています。
そして大分県には、地域医療の中核としての役割を担う公的医療機関等が14施設設置されています。
※出典：（第８次）大分県医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」