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愛知県は「医師少数でも多数でもない都道府県」に位置付けられ、県全体では医師数が増加傾向にあるものの、人口10万人あたりの医師数は全国平均を下回っています。二次医療圏ごとの偏在もみられ、名古屋・尾張中部および尾張東部医療圏を除き、他の医療圏では医師数が不足しています。医療施設に従事する医師を見ると、特に30～39歳の医師が多く、女性医師の割合も年々増加しています。
県では、県内の医師不足区域に対して大学病院や医師会、医療機関と連携し、医師の定着を促す施策を推進しています。医師のキャリア形成支援や勤務環境改善を進めることで、将来的にも愛知県内で地域医療を維持できる体制づくりに努めています。愛知県で非常勤医師としての転職をお考えの方は、「医師キャリ」の求人情報をぜひご活用ください。
令和5年10月1日現在、愛知県には314の病院と65,230床の病床があります。
また、一般診療所は5,682施設あり、そのうち有床診療所は268施設、総病床数は3,371床です。
※出典：厚生労働省「令和５(2023)年医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」
愛知県の特定機能病院は、5施設（愛知医科大学病院、藤田医科大学病院、名古屋大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、愛知県がんセンター）です。
また、県内の地域医療支援病院は30病院が承認されており、各医療圏における医療連携の中核的役割を担っています。
令和4年10月1日時点で、愛知県内には全医療圏に53の公的病院等があります。
病床規模別では、500床以上の大規模病院が約4割を占め、比較的規模の大きな病院が多く、地域の医療提供体制の中心的役割を果たしています。
※出典：愛知県地域保健医療計画
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、医師の時間当たり所定内給与額（全国・男女計）は、令和6年には13,102円と上昇傾向にあります。勤務地や診療科によって変動はありますが、非常勤医師の報酬は全国的に1時間あたりおよそ1万円前後が目安です。
※出典：厚生労働省「令和６年賃金構造基本統計調査」
