医師の非常勤とは、病院などでの勤務時間の違いが常勤の医師との間にあります。

どれくらいの勤務時間になるかと言えば、一般的には週30時間程の勤務と言われています。勿論、これは目安であり、非常勤という立場そのものも書類上の取り決めにすぎなくて、それ以上になることもあれば、残業や当直などの対応もしなければなりません。

そういう意味では、常勤の医師のシフトでまかえない時のサポート要員になってしまうことも多いようです。つまり、早朝出勤やら、深夜勤務と言う常勤に比べれば条件が悪くなってしまう部分があることもあります。さらに年金や保健、税金分も天引きとなりますから収入面でも厳しくなってきます。また、公立病院など給料がそう高くないといわれている病院もありますので、時給で換算すると、ほかの職業やアルバイトと変わらなくなることもあるでしょう。労働の専門性、そして時間などそれに相当の対価が支払われるべきではありますが、なかなか現状は、時給や日当の高いといった条件の良いところを見つけて医師非常勤として完全に自分と都合のみで働ける場所を見つけねば難しいでしょう。ましてや出産や子育てなどを考えねばならない女性医師も、非常勤で働くのは難しかもしれません。

確かに非常勤と聞くと常勤に比べても楽なイメージがあるように思えますが、現実はそれ程甘くはないようです。ただし、あくまで非常勤という立場ですから、責任の所在は常勤よりも軽くなることは事実でしょう。それゆえに、収入や条件にこだわらず医師としての仕事に誇りを持って行いたいという人には向いているかも知れません。

それに条件によっては勤務先を変えることも決して難しい事ではありませんので、自分の希望に合った職場を見つけていけるということも利点でしょう。

とはいっても、医師としての職務を全うすることは常勤、非常勤の違いなく行うことは当然ですので、医師としての知識は常に高めていかねばなりませんし、学会に出席したりすることもあるので、医師としての立場や職務を遂行する上で学ぶべき姿勢を常に持ち、医勉強や研鑽を欠かすことができません。